デザインの解剖展
佐藤卓さんディレクションのデザインの解剖展に行ってきました。
開催場所は21_21 DESIGN SIGHT。少し変わった企画の展示が多いためいつも楽しませてもらってます。
インパクトあるポスターや佐藤卓さんがディレクションしているだけあってなかなかの賑わい、20分ほど並びました。平日に行けばもっと空いているのかも。
デザイン解剖展とは
デザインの解剖とは、
①身近なものを
②デザインの視点で
③外側から内側に向かって
④細かく分析することで
⑤ものを通して世界を見る
⑥プロジェクト
のことです。
株式会社明治を代表する「きのこの山」「明治ブルガリアヨーグルト」など5つの製品を取り上げ、300以上の項目にわけ解剖していきます。
1つの製品に対し外側(製品の歴史や市場の背景からロゴタイプ、パッケージなどグラフィックの要素)から内側(物性や味覚、原材料)に向け解説していくため、かなりマニアックなことまで知ることができます。
展示会の様子
300以上にわけ解剖しているだけあり、解説の文章がとても長い…!
普通に読んでたらかなり時間がかかってしまいますが、時間の少ない人用に「要約」が置かれております。
なのでパッケージやロゴなどグラフィックに関する箇所は時間をかけ読み、それ以外は要約を読むといった形で館内を効率よく回ることができました。
インフォグラフィックな展示物たち
また解剖をわかりやすく伝えるため館内には様々な巨大展示物が設置されてました。
インフォグラフィックの立体版ですね、文章が多いとどうしても疲れてしまうのでこういう工夫はとても面白かったです。
下の写真は解説とは関係ないのですがインパクトがすごかったのでおもわずパチリ。
きのこの山の中身
おもわずかぶりつきたくなる明治のチョコレート
インスタを見てみるとやっぱり多くの人が巨大展示物を上げてました。
sns受け良いですもんね、インスタジェニック。
まとめ
1つの製品に対しかなり細かく解剖されてますが、無駄な要素が1つもないことに改めて考えさせられました。
特にグラフィック部分では、なぜロゴが変化したのか、なぜこのパッケージはこういう要素を入れたのかなど事細かく説明されているのでとても勉強になりました。
以前「意味のあるデザイン」について学んだばかりだったので今回の展示会はとても身になるものでした。
また行こうかな〜。